陰陽姫 夜明けを見るものたち



晴【?? 何かイケなかった?】

首を傾げる晴明にため息を1つ溢して翠は口を開く。

翠「神木の歴史で一番古いのが七代目からなんよ。初代なんてもはや伝説的に語り継がれとるし、安倍 晴明はこの国で知らぬ者はいないくらい有名。そんな人が先祖にいたなんて驚かんわけ無いやろ。」

晴【あら僕ってそんな有名なんだ~♪ん?じゃあ何でお嬢ちゃんと白棹は嫌そうなんだい?】

ニコニコ笑う晴明に頭を抱えたい翠だった。

翠「少なからず、私はアンタに陰陽師として憧れていたんやけど、いざ会ってみたらイメージと違い過ぎて正直、ちょっとショックやったし。」

晴【そうなの?でもこれが僕だし~】

【今さら性格変えれないし、というか死んでるからもっと無理か♪】と笑う晴明に皆は呆然。

しかし、うち3人はある人を見て何か納得顔。

蓮「ちょっ、ちょっと何で皆僕を見るの?」

顔を引き吊らせ蓮が3人、拓海、龍之介、賢人に笑いかけると

拓「いや、何か似てるなって。」

龍「母親が狐の奴は性格が似てるのかと思っていただけだ。」

賢「翠の樟葉に対する対応が上手いのはそういうことかと…」

蓮「……狐火♪」

頭に怒りマークを浮かべて笑顔で掌に蒼白い火を出した蓮が躊躇なく、それを3人に投げつけていた。