陰陽姫 夜明けを見るものたち



すると、沢山の人影が現れ、いずれも平安時代の公達のような装束だった。薄紫の着物白い狩衣を纏い、足首を絞った袴を履いており頭には烏帽子を被っている男達だった。

蒼「歴代当主!?って事は、これは…!」

そして翠を取り囲むように男達は動き、霊力を翠に注いでいく。

翠「先人よ 神木 翠の名のもとに命ずる 狂災を打ち砕き我が力となれ!」

翠「"霊戻し 発動 滅"!」

両手を前にかざし、集められた霊力を一気に翠は放った。

ゴワァ!

強烈な光が妖達を包んで次々と滅していく。

スッ

彩華は逃げるでもなく、片手だけかざし楽しそうに目を細め

ドオォン!

ぶつかった。

賢「やったか!?」

凄まじい衝撃に堪えながら爆煙が晴れるのを待つ。

とは言えアレ程の攻撃を受けて無事だとは誰も思っていなかった。

しかし


龍「なっ!?」

拓「…う、そ…」

煙が晴れ、見えたのは自分達が思っていた結果ではなく

蓮「無傷、だね。」

飛「あれだけの攻撃を受けて無事だとは…」

冷静に言葉を発するが実際は拓海、龍之介同様に驚いていた。