蒼「何やこれ!いつの間に…
ハッ!くぅ!!」
ガキィィン!
間一髪の所で翠の攻撃を防いだ蒼希。しかし足を使えぬならばいずれはやられてしまうだろう。
翠「"アイツ"はどう想っていようと"我"は貴様が嫌いだ。真実を知ろうとせず、周りにしか目がいかぬ事でどれ程"アイツ"が苦しんだか…本来ならすぐに殺すところだが…
"毒粉(ドクフン)"!」
翠は布に包まれた物を足下に叩き付け、すぐさま飛び退いた。
蒼「何!?ゲホッゴホッゴホッ!!」
その直後、中に入っていた粉が蒼希を包みその粉を吸い込んでしまった。
蒼「ど、毒粉とは、卑怯な…ゲフッ!」
翠「戦いにおいて卑怯もへったくれもないやろ。ちなみにその毒は猛毒や。1分もしないで死に至る。解毒剤が欲しければ降参しろ。」
毒粉とは"草"が使っている道具で、調べ物のさい妖や一般人に見付かった場合に逃げるさいに使う。普段は痺れ薬などが入れられているが今回は白棹特製の毒粉を致死量入れていた。
しかし蒼希は血を吐きながらもプルプルと首を振る。

