大隅君は座っている私の前にしゃがみ 私の頭をくしゃくしゃに 撫でていた。 「えっ…」 「あのさぁ、俺だって褒めるよ? 怒りたくて怒ってんじゃねえんだからさ…」 なんだか今日の大隅君は様子が おかしい。 だって私に優しい…。 「今までちょっと言い過ぎたな… 悪かった。 だからな、もう泣くな?」