「ん…なかなかいいんじゃねえ? 今の。」 「えっ!!」 大隅くんはストンと床に座ると 水を飲みながら言った。 「何びっくりしてんの?」 だって… 「大隅くんが初めて 褒めてくれたんだもん…」 やばい、泣きそう。 やっと認められたって感じた。 今までずっと拒絶されて 暴言吐かれて。 こんなのやっていけるわけないって 思ってたのに。