私、結構勇気出したんですけど。 「あの…?」 「1時間。」 「へ?」 「毎日レッスン後1時間だけなら 教えてやってもいい。」 うそ!やった! すっごく上からだけど 今は気にしない! すると大隅君は顔をぐっと 近づけて 「ただし、俺は手を抜かない。 くらいついてこい! 俺がお前を立派な女優に してやる。」 大隅君の声は輝いていた。 そして自信満々の顔。 何だろ、この気持ち。 私、燃えてきた!