「な…何言ってんの…?」


大隅君の手の力が強くなる。



「わかんねーんだろ?
キスとかその先のこと…」



そう言って唇を近づけてくる。



「やだっ!やめて!」


もうすぐ唇同士が触れる、
というところで
大隅君は動きを止めた。



「誰がお前なんかを襲うんだよ、
ばーか。

誰もお前なんかじゃ燃えねえよ。



まじで、早く消えてくんないかな?

迷惑なんだよ。」