「きゃあ!」 大隅君はいきなり私を 押し倒し手首をつかんだ。 何なに?怖いっ! 「何してんだよ。早くセリフ言え。」 あ、そうださっきのシーンを 再現してくれているんだ。 でも顔が近くてそれどころ じゃない…。 大隅君は意外に目が大きくて 髪は茶色い。 おしゃれなピアスが髪の間から ちらちら見える。 うっすら、ワックスの香り。