「よし、じゃあ台本3ページから 6ページ。侑那が振られるシーンだよ。 しっかりね! よーい、はいっ!」 先生が声をかけていよいよ レッスンが始まった。 大隅君が歩いてくる。 いつもテレビで見る大隅君だ…。 さっきの表情とは全く違う。 ちゃんとスイッチがあるんだ。 「俺はお前に興味ねえよ。」 「そんな…ひどいです…。」 な…なんとか言えた! でもここからが勝負だ… 私の長文セリフ! キッと大隅君をにらみ 「私、諦めません!」