幼なじみはご主人様!?




………って私!?



やっぱり琉が好きなんだ。


私は前を歩く琉の背中を見つめる。



ドキドキは毎日止まらない。



琉を好きになったらどうしようもない。











「おい、お前。火マジ通ってんのかよ?」


「す、すみません。琉様。」


――食堂。


琉と私は夕飯を食べていた。


だけど琉は料理人さんに文句を言う。



あー…味うるさいよね、琉は。


料理人さん琉にペコペコしてるし。


わがまま王子だなぁ、琉は。


今日は琉の好きなハンバーグ。


琉はハンバーグにけちつけてる。



ハンバーグ美味しいのに。


「琉様、言い過ぎですよ?これ、美味しいですよ?」


私は琉に言う。


すると


「うるせぇ。お前は庶民だから舌がいかれてんだよ。」



なっ…


いかれてる!?


「いかれてないです!」


「どうだか。俺はグルメだから。瑞穂はおかしいんだよ。」


「なっ…」


「お、落ち着いて下さい。二人共。琉様、もう一度作りますね。」


「おう。」


料理人さんが止めなかったらやばかったなぁ。



なんでむかつくのに好き?



「全く、これだから庶民は困るぜ。」


「はぁ?」



琉は本当にえらそうだなぁ…



私はハンバーグを口に入れる。


わがまま琉めっ…


「あー…腹減った。」


「自分がいけないんだよ?琉。」


「事実を言って何が悪いんだよ?我慢は嫌いだ。」


どう育ったらこんな人になるのかな。


世の中のお坊ちゃまはみんなこうなの?


ありえないや…。



こんな悪な琉を好きとか…


私、本当危険なんじゃ…




でも


琉は外見がかっこよくてモテる。


言葉と性格は悪いかもだけど。



なぜか


すごくすごく惹かれてる。


どこが良いのかな…


自分でもわからない。