幼稚園からずっと一緒だった。
でも
嫌なやつにしか思えなかった。
そんな私の気持ちが変わってきたのは小四の時。
琉は一人ぼっちの私をあの家へ連れ出してくれた。
嫌なやつなはずだったのに
いつしか琉は
私を守ってくれてたんだ。
意地悪な所もあるけどいい所もある。
そんな琉を私は
好きになっちゃった。
それはどうしようもない事実。
琉に
本当に告白するのかな。
今のままじゃ辛いかもしれない。
でも
告白したら…。
なんでかな。
琉だけは絶対好きになんかなりたくなかったのに。
今
私は琉のためにおつかいしてる。
自分一番命令大好きな琉を…好きになると大変だ。
どうしたら
心の靄は…。
複雑な気持ちでいっぱい。
でも奈美の言う通り
明日…。
気付いたばかりの気持ち。
でも今更アタックもなんもないし。
当たって砕けろって事?
恋愛経験が全くない私にはわからないよ…。
頭には意地悪な笑顔を浮かべた琉が浮かぶ。
なんで…あんなの。
でも
もう否定したって無理。
素直にならなきゃだめなんだよね…。
「お、お疲れ様〜」
おつかいを終えると琉は笑って私に言った。
私は今、琉の部屋にいる。
「疲れた〜」
「あ、仕事もう終わりだから。」
「へ?」
私は琉を見る。
「瑞穂おせぇから他のやつに任せた。あ、夕飯行こうぜ?腹減った…」
「琉…もしかして待ってたの?」
私は琉を見る。
「夕飯とっくにできてるけど先に食うのは嫌だからよ。待ってやったんだよ。」
「あ、ありがとう…」
「おうよ。」
琉は先に部屋を出る。
琉…待っててくれたんだ。
嬉しいなぁ…。


