「おい、瑞穂。俺のかばんから生物のノート出せ。」
琉には休み時間、たまにパシリに使われる。
友達と盛り上がったりもしてるけど。
「は、はい!!」
いつもと変わらない毎日。
琉の命令に従うだけ。
告白したらどういう関係になっちゃうのかな。
琉と私は今は幼なじみ同士とご主人様とお世話係の関係。
うまく
いくはずないんだけれど…
琉への気持ちが…。
「瑞穂!早くしやがれ!」
「はい!」
いまだに信じられない
こんな彼への恋心。
私はおかしいよ。
琉とどうなるんだろ。
琉とは
このままじゃだめなんだけど。
いつもと変わらない学校の一日が今日も過ぎる。
明日は…お祭り。
私は………。
「よ!川端〜」
授業が終わると琉と二人で車で迎えに来た川端さんの所へ。
「どうぞお乗り下さいませ。」
「はい。」
私と琉は川端さんに言われると車の後ろの席に座る。
「瑞穂、眠いから膝また貸して?」
琉は車に乗るなり私に言う。
……えっ!?
「ちょっ……琉。」
琉はまた膝の上に自分の頭を乗せてきた。
「瑞穂の膝なんか気持ちいい。ずっとこうしてたい。」
―――ドキンドキン…
琉は眠り始める。
綺麗な寝顔…。
心臓が…。
私は眠ってる琉の髪に触れる。
「さらさら…」
――ドキッ…
な、何琉に触れてんの…私。
琉は気持ち良さそうに眠ってる。
琉…。
私は
琉が好きだ…本当に。
わかっちゃった。
本当は否定してただけで
ずっとずっと琉の事を私は…。
恋を知った。
もうすぐ16になるのに。
琉が好きだなんて私…
。


