「琉、勉強できるのに。」
「ど忘れしたんだよ。」
「年寄りくさ。」
「はぁ?」
琉は私を見る。
「勉強頑張って。」
「お前が頑張るべきだ!」
「何を〜」
私が言うと琉は笑った。
「じゃあな…」
琉は私の頭を持っていた教科書で叩くと友達の所に戻った。
琉…
琉が友達と騒ぐ姿を私は見つめる。
その中には拓君もいて楽しそうだった。
拓君…。
拓君とは気まずいな。
でも明日
楽しくやらないとね。
うん。
奈美の言葉が頭に残ってる。
私は…。
「瑞穂〜」
「ん?」
「これ見て!」
「何何〜?」
私は
辛い気持ちのままなんて嫌だ。
琉に伝えるべきなの?
自分の気持ちに気付いた時には
琉の気持ちも知ってしまった。
だけど
私は
琉が好きで…
それは変わらない事実。
まずは行動かぁ。
琉と奈美の言葉が私の頭に浮かんで来た。
まずは行動。
伝えない方が後悔する。
私は
頑張らないとだめなのかな。
叶わないとわかっても。
むかつく嫌なあいつを
想う気持ちは強いみたい。
きっときっと
止まらないんだろうな。
あー…
気付いちゃった。
私もう
おしまいだ。
琉を好きになったら大変で
絶対好きになりたくなんかなかったけど
気付いちゃった。
もう
素直にならないと。
否定はもうできない。
昨日から私はずっと…
もやもやしてた。
このままじゃ私
だめだよ…。
だめなんだよ…。
琉が…私は好きなんだ。


