奈美には一番話しやすい。
奈美は頼りになるんだ。
その後は奈美の恋バナを聞いて盛り上がった。
奈美は好きな人と今度遊園地に行くと行って喜んでた。
奈美の話す表情は恋する乙女な顔だなぁと私は思った。
私もこんな表情になってるのかな。
琉は気付いてないよね。
私の気持ちなんか。
長く一緒にいるのにお互いの気持ちがわからないの。
距離は微妙な位置なのかも。
琉とうまくいきたいけど…
だめかな。
今更
本当に大好きだと私は知る。
おかしいよ、あんなやつ。
でも
好きは止まってはくれない。
〈ガラッ〉
「あはは。マジで〜?」
授業が近くなると私は奈美と楽しく話しながら教室に入る。
すると
――ドキッ…
「よっ。」
琉が私の前に立つ。
「ん?な、何?」
私は琉を見る。
さっき奈美と琉の話してたからなんかドキドキだよ〜
奈美は隣で笑ってるし。
「電子辞書貸せ。忘れた。」
「は?」
「瑞穂〜俺が頼んでんだろ?貸すべきだ!」
「借りるのにえらそうな…」
「早くしやがれ。」
「はい。」
こんな態度な琉をまさか私が好きとは。
とんでもないなぁ。
意地悪で普通じゃない琉なんかを。
私はかばんから電子辞書を取り出す。
全く琉は…。
「はい。」
取り出すて私は琉に電子辞書を渡した。
「お。」
「ありがとうは?」
私は琉に言う。
「あ、ありがとうな…」
琉はありがとうとごめんをあまり使わない。
人に頭下げるのが嫌いなタイプだし。
「電子辞書なんか何に使うの?」
「ん?英語のプリントにわからない単語があって。」
「琉でもわからない単語あるんだ…」
「た、たまにだよ。」
琉は頭良いのに?


