普通に幼なじみでお坊ちゃまで。
嫌なやつのままがよかった。
なんで好きなの?
ずっと否定してたけど
好きって気持ちはきっと長いんだよね。
琉が他の女の子と笑ってるともやもやしたり
琉に冷たくされると傷ついたり
そんな気持ちは昔からあったから。
これが
好きなんだね。
知らなかったよ。
琉を好きになったら大変なのに。
琉だけは好きになりたくなかったのななぁ。
なんでさ。
「瑞穂さん。瑞穂さんは好きな人いるんですか?」
川端さんは突然私に聞いてきた。
隣にいるんですけど…
「あはは。さあ?り、琉は?」
私は慌ててはぐらかし琉に話を振る。
「俺は…いますよ。」
琉はにやっと笑って言う。
―――ズキン…
琉…いるんだ。
「奥様には内緒にしますね。」
「よろしくな。母さんうぜぇからよ。」
琉…いるんだ。
「因みにどんな方で?」
川端さんは琉に聞く。
「たまにむかつくけど可愛い女。」
………えっ……
誰!?それ…
「琉様は告白は…」
「近々。だから川端も頑張れ。」
「は、はい!」
だ、誰?
近々…告白するの?
胸が痛む。
私は幼なじみでお世話係にしか見れないらしいから絶対ありえない。
誰?
琉はモテる。
絶対
うまくいくよ…。
琉ならきっと…
「瑞穂さん、どうかしましたか?」
川端さんはおとなしい私に聞く。
「い、いえ。応援しますね!川端さんも…琉も…。」
琉も…。
どうしたらいいのかな?
その後は琉は川端さんと私が見てないテレビの話で盛り上がってた。
あーあ…複雑。
奈美〜
奈美に相談しよう。
奈美は恋多き女で経験多いから。
あー…
複雑だよぅ……。


