幼なじみはご主人様!?




琉とお似合いか。


琉が好きなのについありえないって言っちゃった。


私は素直じゃないからね。


「まあ、私みたいなただの運転手、相手にされるわけないですがね。」


川端さんは寂しく笑って言う。


「えっ……」


諦めてるの?川端さん。



すると


「そう簡単に諦めていいのかよ?」


……えっ…


琉が川端さんに言い始めた。



琉…?



「まずは気持ち伝えてから諦めるとか考えるべきだよ。気持ち伝えたらすっきりすんだよ。」


琉…


「琉様は経験あるんですか?」


「ねぇけど、やっぱり好きなやつには伝えるべきだと思う。後悔する前に。」


経験ないんかい。


でも



気持ち伝えるのは大切か。


川端さんは叶わないかもと思いながらも喜美子さんが好きで…


拓君は私が琉を好きかもしれないと思いながらも告白してくれた。


私は琉への気持ちに気付いたばかりなのに琉の気持ちを聞いたとたん何もできなくなった。


「まずは行動なんだよ。俺でよければ話聞いてやってもいいけどよ。」


「琉様…」


「俺みたいにモテる男にしてやってもいいぜ。」


琉はにやっと笑って言う。


うわ…その言い方。


でも


まずは行動かぁ。


琉に何をしろと?


周りの女の子を見下すやつだよ?


俺に相応しいいい女はなかなかいないって言い張るやつに


どうすれば伝わる?


「琉様、今度話しますね。瑞穂さんには言いづらい恥ずかしい所もあるので…」


「あ、私は…喜美子さんと仲良いし、喜美子さんの情報提供ならできますよ。」


「はは。若い二人に頼るなんてお恥ずかしい話です。」


「いいじゃん。頼れよ。俺らには話せるだろ?」


「はい。」



川端さん恋してるんだな。


こんなおじさんでも素敵な一途な恋ができるんだ。


私も頑張らないと川端さんに悪いな。


応援する私が消極的なんて…。



琉を好きだなんて気付きたくなかったって思ってる。