なっ…
「琉、痛いよ。」
「ぼーっとするお前が悪い。携帯没収されたいか?」
「はぁ?」
「全く。誰とメールだ?男か?」
「違うし!男はアドレス帳に琉と拓君だけだもん!」
「へぇ…寂しい女。」
琉はにやっと笑って言う。
「寂しくないもん〜」
「強がりだな。」
「琉〜」
「ばーか。」
琉は笑って舌を出して私に言う。
嫌なやつだ。
なんでこんなのが好き?
おかしい。
さっきだって
琉が私を女に見れないって言ってるのを聞いただけで…
まだ心に突き刺さったまま。
変だよね。
たった一言だけで。
「瑞穂、瑞穂、おーい?」
「ん?何?」
あ…ぼーっとしてた。
「どうした?いつもは明るいのに。今日おとなしくねぇか?」
「そうかな…」
「昨日寝れたのか?」
「うん。まぁ。」
「そう。俺も寝れた。」
「琉が怖がったらおかしいよ。」
「だよな。怖いものなしだもん。」
「琉、強いからね。」
「おう。最強だぜ?」
「最強…なんだ。」
「おう。」
すると
「なぁ、琉〜このCDどうした?」
拓君はCDを琉に見せて聞いた。
「借りたんだ。」
「琉、こんなの聞くんだな。意外。」
「何?クラッシック?」
私は琉に聞く。
「絶対ありえねぇよ。」
琉は笑って言う。
「これ。」
拓君は私にそのCDを見せる。
「あ!私の好きなやつだ〜琉も聞くんだ!」
「瑞穂、そんなの聞くの?」
琉は私を見る。
「うん!中学から聞いてるよ。いいよね!」
「まあな。」
「私に言えば貸すのに。」
「知らないよ。瑞穂の好きな音楽とか。」
「そうだよね…」
琉と長く一緒にいるのにまだ知らないとこはあるんだね。


