幼なじみはご主人様!?



痛いよ…。



すると


〈ガチャ〉



「瑞穂!?」


琉と拓君が出て来た。


やば…


「ば、絆創膏持ってる?私、指切っちゃって…」


私は二人に言う。


複雑だ。


二人の話聞いてたのばれたかな。



「待ってて!俺、かばんにある!」


拓君は絆創膏を部屋に置いてあった自分のかばんをあさり探す。


すると


「なぁ、瑞穂。話聞いてたか?」


琉は私に聞いた。


「き、聞いてないよ〜何話してたの?」


私は嘘をついた。


聞かなかったふりをすれば琉も拓君も普通にできる。



「そっか。大丈夫か?指。お前ドジすぎ!昨日は靴ずれして。」



「あはは!そうだね。私、バカだね〜」



私は笑い飛ばす。



心の中で琉の言葉が突き刺さってた。


幼なじみ…。


お世話係…。


指より心のが痛んでる気がした。




「瑞穂ちゃん!大丈夫!?」



拓君は絆創膏を見つけると慌てて私の所に駆け寄ってきた。


「あ、ありがとう…拓君。」



「いえ。痛む?」


拓君は私に絆創膏を貼り付ける。



二つの絆創膏…。


足には琉が昨日靴ずれした時につけてくれた絆創膏。


指には拓君がつけてくれた絆創膏。


どちらの絆創膏が私を癒すのだろうか。


拓君の気持ちと琉の気持ち。


二つ知った時、私は揺れた。



拓君は優しい。


琉は意地悪。


天使と悪魔?



琉を好きでいるのか。



拓君を好きになるのか。



複雑な気持ちだ。



拓君が絆創膏を私の指に貼り付ける間、立って見てた琉の表情が寂しそうに見えた。


指より心が痛む。



琉の本当の気持ちを知ってから。


あー…やっぱり私


琉が好きなんだね。


否定しても否定してもだめ。



でも


叶わないかも。



ねぇ


私はどうしたらいいのかな?