「琉、ナルシストだ…」


「は?自分一番で何が悪いんだよ?」



私はそんな琉に呆れる。


もう琉は〜



「全く琉は。」


拓君も呆れてた。


でも


今日どうしようかな。


多分夜まで仕事ないし。



すると


「じゃあ今日は瑞穂ちゃんも一緒に話そうよ。」


拓君が突然提案してきた。



……えっ……


「いいの?」


「男二人だとむさ苦しいし。」


拓君は笑って言う。


「おい、むさ苦しいってなんだよ?」


琉は拓君を見る。


「あはは。瑞穂ちゃんいたら癒されるだろ?」



「まあいいけどよ。暇なら相手してやるか。」


琉は笑って言う。



相手してやる…って。


「早く食えよ?朝飯。」


琉は私に言うと拓君と食堂を出た。


私だけだ。


食べ終えてないの。


早く食べないとな。


私は一人残って朝食を食べた。









琉達部屋だよね。



私は食べ終えると自分の部屋に行き着替える。


パジャマのままはだらしないからね。


半袖のカットソーにミニスカートをはく。



休みの日だから適当。


よし。



私は着替えると部屋を出る。


…あ!


拓君来てるんだしお茶いれなきゃ。


私はお茶をいれにキッチンに向かった。









お茶をいれると琉の部屋に向かう。


えへ。


お菓子も持って来ちゃった。


楽しみ!




私は琉の部屋の前に立つ。


よし!


私はドアノブに手をかけようとする。


すると


「にしてもいいな〜琉は。瑞穂ちゃんと一つ屋根の下。」


琉と拓君の会話が聞こえてくる。


何話してるんだろ。


「お前またそれ言うか?」


琉の声。


「だってマジうらやましいよ。お前に妬くし。」


…えっ…


拓君…?


私は二人の話を盗み聞きする。