一体どういう事なんでしょうか。


私は指定の席に座らされ琉と拓君と朝食を食べてる。


「ねぇ、琉。どうゆう事?昨日は玄関で別れてから会わなかったし、今日は朝トランシーバーで怒鳴り付けて起こさないし。」


私は琉に聞く。


「昨日は母さんに頼まれ事して出かけてたんだよ。今日は拓と遊ぶから瑞穂は仕事なしって事。」


「琉、朝から拓君呼び出したの!?」


私は琉を見る。


すると

「違うよ、瑞穂ちゃん。俺の家、今日誰もいなくて暇だから来たんだ。」


拓君が代わりに答えた。


「えっ……」


「琉がよかったら俺の家で飯食えば?って言ってくれたからさ。」


「そ、そっか。」


琉が拓君呼び付けたかと思った。


「おい、瑞穂。お前、俺に失礼だぞ?何が朝から拓呼び出しただよ。」



琉は私に不満そうな表情を浮かべて言う。


「だって、私に朝からトランシーバーで怒鳴り付ける男だよ!?非常識だよ、琉は。」


「はぁ?言っとくけどな、お前は俺のお世話係だから命令してんだ。他のやつには迷惑かけてねぇ!」


「私だけ!?琉、ひど!」


「お前は俺の言いなりになってればいいんだ。」


「なっ…」


朝からこの人は〜


「二人とも!落ち着いてよ。」


拓君がなだめる。


あ〜朝から疲れちゃうよ。


「拓、悪いな。今のは全部瑞穂が悪い。」


「えっ!?」


何それ!


だけど


「今のは琉が悪い。」


拓君は琉に笑って言った。


拓君〜。



琉が悪魔なら拓君は天使さんだね!


「は?お前、瑞穂の味方ばっかじゃん。ありえねぇ。こんな女の味方。」


琉は拓君に文句を言う。


「琉、それどういう意味っすか?」


私は琉を見る。


すると


「いいな、琉は。瑞穂ちゃんと毎日一緒。楽しいだろ?」


拓君は笑って琉に言った。


「まあな。いじめるのが俺の楽しみ。」



琉はにやっと笑って言う。


「琉〜」


いじめが楽しみってやばいよ!?