「ただいま。」
「お帰りなさいませ。琉様、瑞穂さん。」
家に帰ると家のお手伝いさんみんなが私達を迎えた。
「ただいま。瑞穂、部屋行って着替えて仕事しろ。俺は母さんの所に行く。」
「はい…琉様。」
お手伝いさん達が周りにいる時は琉に敬語。
良い気分はしないけどね。
琉は奥様のいる部屋に向かった。
私は部屋に向かう。
メイド服に着替えてたくさんの仕事を早く済ませなきゃ。
疲れたけどまだまだ頑張らないとだめなんだ。
あー…
眠いです。
琉はいいなぁ。
いっぱい休んでたし。
私は廊下を歩く。
すると
「瑞穂ちゃんおかえり!」
「喜美子さん!」
喜美子さんが自分の部屋から出て来てくるなり私に気付き声をかけた。
「琉とデートだって?」
「デートではないです。」
私は慌てて否定する。
「そうかしら?あ、そうだ。旅行の事聞いた?」
「えっ…あ、はい。」
「琉と同じ部屋になるかもしれないんだけど…」
「えっ!?」
琉と同じ部屋で寝るの!?
「琉と私のお付きをいっぱいつけなきゃいけなくて。部屋が一つ足りないのよ。」
「そうなんですか…」
「琉と恋仲になったら同じ部屋にするけど違ったら私の部屋…」
「喜美子さんお願いします!琉と同じ部屋だけは…」
「まあ、琉が同じ部屋にしたいって言ったら同じ部屋にするんだけど…」
「えっ!?」
ま、マジで!?
琉なら言いそう…
「ま、瑞穂ちゃんと琉がうまくいくの祈ってるわ。」
「わ、私達はそんな関係じゃ…」
「どうなるかわからないわよ?」
喜美子さんはにやっと笑って言う。
…えっ…喜美子さん…
「喜美子さん〜」
「じゃあ、あなたは仕事を頑張ってね。私は用事があって出かけるから。」
「いってらっしゃい…」
ここの家の人達は普通じゃない。
琉と同じ部屋!?


