ドキドキの夏…。
私と琉は駅に向かった。
もう帰る時間。
帰っても琉といる。
家帰ったら命令されまくりかも。
でも
私は琉を…。
「………ん…」
電車に乗ると琉はまた私の膝の上に頭を乗せて眠った。
なんでこんなにドキドキするんだろ。
琉は気持ち良さそうに寝てる。
すぐに寝るんだから。
なんで
琉を意識するかな。
意地悪で嫌な男を私は…。
おかしくなってるのかな。
頬に熱があった。
瞳を閉じれば頭には琉ばかり浮かんで。
私の頭はおかしくなってる。
意地悪されたり優しくされたり琉に振り回されまくった。
なのに
頭にはむかつく彼。
どうしようもない私の心臓。
琉は私にとって何なの?
「瑞穂。帰ったら着替えて俺の洗濯物畳んで、俺の部屋と廊下とトイレ掃除。あと…」
電車が着き、起きた琉は家に帰るまで私に色々命令した。
家帰ったら仕事。
疲れるなぁ。
でも
自分のためだ。
「俺は母さんと話してるから。」
「はいはい。」
「仕事ちゃんとやれよ?」
「わかってるよ〜」
「まあ頑張れ。」
「はい。」
「母さんとの話終わったら相手してやっから。」
「なっ…いいし!」
「わざわざ相手してやるのに…」
「子供かい。私は。」
「俺にとってはな。」
「琉〜」
「でも俺、瑞穂と一番長くいるよな。」
「毎日見てて飽きたよ。」
「なんだと?瑞穂。俺みたいないい男は毎日見とれるはず!」
「琉よりいい男はいっぱいいるんだから〜」
「ないない!」
「ナルシスト!」
「は〜?自分一番で何が悪いんだよ?」
「琉はおかしいの。」
「なんだよ瑞穂。お前、俺にそんな口聞いていいのかよ?」
「は〜?」
琉との楽しいデートはもうすぐ終わり。


