幼なじみはご主人様!?









「ふぇ…」


の、のぼせた…



風呂から上がると私は着替える。


あーあ…夏ってきついな…


寝る時寝苦しいんだよね…。


私は着替えるとタオルを肩にかけ脱衣所を出る。


明日は琉とお出かけ…



さっきからその事ばかり考えるてる。


服どうしよ…髪は…メイクは…。


………って!


デートじゃないもん。


琉と出かけるなんて最悪なんだ。


わがままだし。


でも


どこかでわくわくした気持ちがあって…


廊下を私は歩く。


琉は


なんで私をいきなり誘ったのかな。


あー…さっき



拓君達の事言いそびれたなぁ…


琉は


私をどうしたいのかな…




さっきから琉の事ばっか考えてる。


おかしいな。


琉以外ないの?私は…



ぼーっとして私は部屋に向かう。



すると


〈ドンッッ〉


誰かにぶつかる。


「……ったぁ…すみません…」



私は謝る。


だけど


「何ぼーっとしてんだバカ女!」


「なっ……」


このむかつくやつは…


私は顔を上げる。



やっぱり琉だった。



「バカ女って…」


「全く。さっきからおかしいよ?急に俺の部屋から出たり、俺が部屋入ったら出てけとか…」



琉からしても私はおかしいのか…。


うん、確かに私はおかしい。


こんなやな男を意識するとか…


こんなやな男にドキドキするとか。


どっかの神経がおかしくなったのかな?



「いいじゃん。ってか、琉何してるの?」


「あ?ばあさんに呼ばれたんだよ。」


「喜美子さんに…?」


喜美子さんどうしたのかな…


「まあ何話したかは言えないけど。」


気になるなぁ…


「そ。じゃあ私寝る…」


だけど



――グイッ…


………えっ?


琉は行こうとした私の腕をつかんだ。