拓君と私、琉と拓君の妹さん…
えっ…
―――ズキン…
なんで
痛むのかな。
琉と拓君の妹さんがペアになるって考えて…
おかしいって。
拓君からの返信に私は戸惑ってた。
だけど
琉が了解するのかな…
あんなだし。
私は返信する。
《私はいいんだけど琉が了解するかなぁ??》
《瑞穂ちゃんから聞いといてくれる?
大丈夫だよ。ダブルデートだし。》
少しすると拓君からそう返信が来た。
だ、ダブルデート…
琉は
ダブルデートとか興味なさそ…
俺に相応しい女はなかなかいないって言ってるやつだし。
ってか…
拓君の妹ってどんな子かな?
拓君も顔はかっこいい方。
きっと妹だって…
あー…もし琉が了解したら…
……ってかあんなやつ関係ないじゃん。
ダブルデートだろうが。
琉も私も普通に友達と楽しく祭りと考えれば良いんだから。
そうだよ…
《わかった。
琉大丈夫かな。
拓君の妹さんいくつなの?》
私は返信する。
少しすると
《俺らの一個下。
前、琉が俺の家に来た時好きになったらしくてさ!
趣味悪いよな(-.-;)》
琉が好きなんだ…。
―――ズキン…
な、何?
本当私おかしいよ…
胸が痛むとか。
私も琉が好きみたい…
違うし、絶対。
あんなあんな
最低男…。
絶対絶対。
《そっか。
だからダブルデート。
琉に言ってみるよ!
行かないと妹さんかわいそうだしね。》
私はそう返信した。
琉が好きとかありえないよ、私は。
私を惚れさせたいとかあんなの…
絶対無理だよ、琉。
私は
琉になんか惚れてないし…
絶対絶対…


