幼なじみはご主人様!?









〈バタン〉



「風呂入れました。」


お風呂を入れると私は琉にトランシーバーで連絡。



すると


『仕事終了。』



や、やったぁ…



私はトランシーバーをポケットにしまうと部屋に向かう。



お風呂は広いから時間かかったなぁ…



でも


後は着替えて友達とメールして…風呂入って寝る。



自由な時間。








〈ガチャ〉


自分の部屋のドアを開ける。


可愛らしいピンクで統一された部屋。



疲れたぁ……


入るとすぐに私はベッドに飛び付く。



自由な時間…



着替えなきゃね。


メイド服はずっと着てるとなんか辛いし。


タンスから半袖のTシャツとパンツを取り出す。


部屋着に私は着替えた。


琉に命令されない時間ってなんか楽…




でも



“俺は瑞穂を惚れさせたいなぁ…”




…………!?



なんで琉が頭に浮かぶの!



離れても琉が頭に浮かんでる。


私…おかしいね。


私はベッドの上に置いてた携帯を取る。



あ…


メール来てる…。




…………!



拓君から…?



私は携帯を開く。


《いきなりごめんね。

琉のお世話係そろそろ終わったかな?

あのさ、来週のお祭り一緒に行けない?》



………えっ!?



拓君…!?


メールはついさっき来てたみたい。


でも私…



命令だと言った琉の顔が浮かぶ。


《琉の命令で一緒に行く事になっちゃった…


ごめんね(*_*)》


私は返信する。


でも…拓君から誘いなんて珍しいな。


拓君は友達だけど学校以外で会った事ないし。



でも


《じゃあ俺も入れて?

妹連れて来るよ。》


拓君の妹!?


それって


ダブルデート?


でも


……って事は…