幼なじみはご主人様!?








広ーい広ーいお風呂の掃除、準備。



琉を意識する私はおかしいな。



お風呂場にいるからじゃなくなんか頬がずっと熱い。


琉にドキドキした…



私、本当にどうしちゃったかな。


クラスの女子みんなが好きな琉。


私は興味ないはずなのに…



おかしいおかしい。


私はお風呂の掃除をしていく。



琉が好きとかマジないよ…



頭に浮かぶのは彼の意地悪な笑顔。


だめだ。


琉地獄に堕ちたら私は大変…



琉に夢中になったら最悪!


心臓落ち着いて!



私の頭には琉しか浮かばない。



他にいい男なんてたくさんいるのに…


なんで琉?



琉に惚れたくない!


でも


私の心臓と頬の熱はおさまらない。


あー…おかしいよ。



ドキドキして慌てて琉の部屋出ちゃった…



出る事なかったのに…



琉と二人きりだと最近私はなんか意識。



もう子供じゃないからドキドキだよ。



二人きりとか…


琉は何するかわからないから。



あー…琉のお世話係は辛いなぁ。



私はお風呂を入れる。



琉は


私に意地悪で…



私は


逆らえなくて…


幼なじみでもあり


ご主人様と奴隷みたいな関係



……なはずなのに…。



私は


おかしい。



琉にドキドキするとか本当に…



どうしちゃったんだよぅ…



琉には絶対絶対惚れたくないよ!



絶対…絶対…



風呂の用意が終われば仕事終了。



明日も


琉に振り回される。



私は



いつまであの男のおもちゃでいればいいの?



琉にいたずらされるのは嫌〜


琉に惚れない。


琉が私を惚れさせたくてもさ。


なんか惚れたら負けみたい。


本当に本当に。