幼なじみはご主人様!?




離れてよかったのかな。


琉も私も離れてた分、気持ちが強まってるんだ。


愛しくて愛しくて大切で……。



「今日から俺は瑞穂の本当のご主人様だな。」


「は、はい!?」


な、何!?


「妻イコール俺の言いなり。」


「何その考え方…」


琉ってば…。


「俺の妻になれるお前は世界で一番幸せなんだぞ?もっと喜びやがれ!」


「世界で一番幸せ!?世界で一番最低かも…」


「あ、なんだと!?承諾したくせによ!」


「かわいそうだから琉の妻になってあげるんだよー!」


「は?なんだとー。」



私と琉は睨み合う。


いつ会ってもすぐ言い合いするなぁ私ら。


だけど


その後私達は笑う。


「なんか久しぶりに会っても俺ら変わってねぇな!」


「うん!だね。変わったのは外見だけ?」


「あ?瑞穂は変わってねぇ!相変わらずアホ面!」


「はい!?」


「俺は相変わらずいい男だろ?」


琉はにやにや笑いながら私に聞く。


「前より老けた?」


「あ?お前ぶっ飛ばされたいのかよ?」


「琉、本当相変わらず口悪いんだから。」


私は笑いながら琉に言う。


「うるせぇ。俺はな、これでも社長なんだからな!あまりなめた口聞くなよ?」


「偉そうに…」


「うっせぇ!」


相変わらず言い合いの繰り返し。



でも…


「琉、私ら久しぶりに会って言い合いって…。」


「だな。」


しばらくして言い合い中止。


「瑞穂、これからは覚悟しろよ。俺の妻になんだから。」


「うん。琉とずっと一緒にいるよ。」


私がにっこり笑って言うと琉は私に深い深いキスをした。


私はずっと琉と一緒にいて幸せになりたい。


琉は私の一番大切な人。



キスが終わると私達は笑う。


そして手を繋いで久しぶりにあの家に向かった。



私達のはちゃめちゃな恋はこれからも続くんだ。



☆☆End☆☆