荷物の整理が終わったのは夜の6時。
明日には出て行く…。
そう思うと寂しい…。
メイド服は喜美子さんに渡す。
琉と言い合いとかしばらくできないんだ。
嫌でずっと離れたい言ってたけど本当は離れるとなるとすごく寂しい。
本当は琉がすごく好きだから。
琉…。
ごめんなさい……。
そろそろ夕飯の時間。
琉と普通に接する。
最後なんだね、今日が。
明日私が出るのは早朝だ。
泣かないように頑張らなきゃ。
〈ガチャ〉
「瑞穂!今日は俺の好きなハンバーグだぜ!最高だろ!」
……琉……
食堂に入ると明るい表情の琉。
頑張れ、私。
「よかったね。琉、何時頃に起きたの?」
「今さっき!」
「相当疲れたんだね。よくそんなに寝れるわ。」
「何?俺がいないと寂しかった?」
「全然!」
「あー?素直になれよ!」
琉は笑って言う。
琉は私がいなくなったらどうなるのかな。
離れてる間私達の気持ちは変わらないよね?
もし変わったら私は…。
「なんだよ?俺をそんなに見るとは。やっぱり俺はそんなにかっこいいんだな!」
琉はにやっと笑って言う。
「ち、違うよ!変な顔だなぁって!」
「はぁ?お前ぶっ殺すぞ?」
普通に接すると余計に辛い。
私はどうすればいいかな?
琉と離れて頑張らなきゃなのに…
寂しさ辛さから抜け出せない。
だめなやつ……。
すると
「なぁ!やっぱりおかしいって!」
琉は私に突然言う。
………え……?
「何が?」
「最近の瑞穂だよ。たまに表情がさ…」
――ドキッ。
「た、体調あんま良くないからかな!普通だよ?」
「そうか?」
「うん!」
気付かれたら私はだめになる。
泣かない、琉に甘えないって決めた。


