〈ガチャ〉
「瑞穂何話してた?」
食堂に戻ると琉は私に聞く。
琉……。
だめ、抑えろ私。
「琉には内緒!」
私はそう言うと琉の隣に座る。
「なんだよそれ。あ、今日は花火やるからな!」
「お、夏らしくていいね!」
「だろー?わざわざ買ってきてやったんだから感謝しやがれ。」
「はいはい。」
琉と
離れる……。
寂しいよ。
これで正しいんだよね?
このままじゃだめなんだもん…。
「わ、琉危ないー!」
「びびりすぎだよお前はー。」
「振り回すのはだめー。」
――夕飯が終わると私は琉と花火をやる。
「瑞穂のびびりー。」
私と琉ははしゃぐ。
離れたくない。
その気持ちを強くしたくないのに……。
「もう琉ー!」
琉と離れたくない気持ちは強い。
あー…私はだめだ。
夜はまた琉と同じ部屋で眠る。
だけどその隣にいる琉の温もりで私は辛くなりそうだ。
泣いたらだめなのに…
私は弱いね。
「…ん…瑞穂寝れないのか?」
琉はなかなか寝れない私を見つめ言う。
「うん…。」
「今日もするか?そしたら寝れる!」
「ばーか。」
ふざける琉に私は言う。
「なんだよ。俺の気遣い無駄にすんなよ〜。」
「気遣いじゃないでしょ?」
私は琉に言う。
すると
「なんかあった…?」
琉は私の耳元で囁く。
――ドキッ。
「へ?なんで?」
「俺天才だから瑞穂の気持ちくらいわかる。たまに辛そうな顔してるだろ?お前。」
琉は私の頬に触れながら言う。
「ん…なんでもないよ…」
「うそつけ。俺に隠し事したらどうなるかわかってんのか?お前。」
「隠し事なんかしてないよ。」
琉には言ったらだめだもん。
絶対絶対。


