幼なじみはご主人様!?




すると


「瑞穂ちゃんちょっといいかしら?」


喜美子さんは琉の食事を置くと私に言う。


喜美子さん…?


「はい。」


私は喜美子さんについて行き食堂を出る。


なんだろ……。



〈バタン〉


食堂を出ると私と喜美子さんは廊下で話す事に。


「瑞穂ちゃんはもちろん琉と幸せになりたいのよね?」



「はい…」


喜美子さんに聞かれると私は答える。


「だったら、私に考えがあるの。」


「………え………」


喜美子さん…?



「瑞穂ちゃんは待てるかしら?」


「……待つ?」


「琉が大学卒業して会社を落ち着かせる事ができたら瑞穂ちゃんは琉と一緒になって。」


「………え…?」


「二人を別れさせたくない。だからしばらく離れて?二人の幸せのためよ。」


「喜美子さん…」


やっぱり


私と琉は離れるべきなんだね。


「家と学校は私が手配する。琉には私から言うわ。この旅行が終わったら…」


「私は出て行くって事ですよね?」


私が聞くと喜美子さんは頷く。


別れたくない。


琉と幸せになるには…


「わかりました。」


辛いけど自分の気持ちを抑えて離れる。


突然の事で辛いけど…


でも


喜美子さんの言う通りにしないとだめかもしれない。


大丈夫。


私、待ってなきゃ。


ちゃんとちゃんと。


琉と別れるわけじゃないんだ。


琉の隣にずっといたから寂しいのは当たり前。


怒鳴られる事が無くなると思うとなんだかんだで寂しい。


でも



二人のために…。


「琉には私が行った後行って下さい。別れるの辛いから…」


「わかったわ。」



これしか選択はないんだよ。


「瑞穂ちゃん……」


私は泣きそうな目をつぶる。


琉には普通にしなきゃ。


辛くても泣かないで。