幼なじみはご主人様!?



「彼氏さん来てるの!?」

『うん。うちの親留守だし、泊まり来てるー。』

「そ、そっかぁ…」

奈美んとこ彼氏さん泊まりかぁ…。

私なんかしつこいくらい毎日顔合わせてるけどね…。

『瑞穂もでしょ?琉君と旅行!』

「あー…うん。」

『もち、したよね!?』

「は、はいーっ!?」

なんでみんなそういう事聞くかな…

『したんだ?』

絶対奈美はにやにや笑ってるな…

「う、うん。流れで?」

あー…恥ずかしいよぉ。


『よかったねぇ!!あたしは初めて中2だけど、あんた遅いからマジ感動!』


「奈美は早過ぎだよ…」


遅いのかな?


わかんないや…。


『で?どうだったどうだった!?』


「もぉー、恥ずかしいじゃん!!」


『言いなさいよー。嬉しかったでしょ?』


「ん、まあ…」


奈美テンション上がりすぎ…


『なら、よかった!!あたしも幸せだわ。』


う…奈美ってばいいやつ…



「ありがとう、奈美。」



でも…


『でもあたしに電話したって事は他に何かあるのね?』


「……え……」


奈美はお見通し。


『わかるよ、瑞穂の事は。どうした?』


「あのね、今日…琉…奥様に言うって…」


『え?』


私は奈美に話す。


「私と付き合ってる事話すって。大丈夫なの…かな。」



『瑞穂…』


「私は一般人、琉は次期社長。普通のカップルと違ってみんながすぐ賛成できるわけないんだよね…」


琉とずっと一緒にいたい。


でもそれには


色々大変で…。


『大丈夫。二人なら。想い合う気持ちが大切だよ。琉君は瑞穂と一緒になりたいから頑張ってくるんだよ?瑞穂も頑張るの。琉君と一緒に…』


「奈美…」


『信じて待とう?』


「うん…」



そうだよね。


琉を信じてなきゃ。


すぐ賛成されなくても二人で頑張るんだ。


『あ、彼氏起きた。じゃあまたねー。』


「あ、うん!バイバイ。」


私は電話を切った。