う…旅行なんて嫌〜
琉と同室じゃなきゃいいのに!
何考えてんだしみんな…
喜美子さんも…
「お乗り下さいませ。」
川端さんは後部座席のドアを開けると言う。
琉が先に乗るといつものように私も川端さんにお礼を言って乗る。
川端さんはドアを閉めると運転席に行き車を運転し始めた。
「川端ー。明日楽しみだな!」
琉は笑って川端さんに言う。
「あ、はい。喜美子さんも一緒なんですよね?」
「もちろんだろ!俺がくっつけてやるよ!」
だ、大丈夫なのか?
琉だよ?
喜美子さんと川端さんくっつくといいな…
「ありがとうございます。琉様も頑張って下さい。」
へ?
り、琉が何を頑張るの!?
「おう、川端サンキューな。絶対ばあさんとくっつけたるよ!」
「はい!」
男同士の会話に入ってけない…
二人とも何を言ってるんだ〜
あー…私だけ仲間外れですか。
もう〜。
私は仕方なく寝る。
川端さんと琉の楽しそうな話し声が遠くなる。
「おい、起きやがれ!」
しばらくして耳元に来た琉の大きな声で私は起きた。
「わ、琉…爆睡してたのに…」
「アホか?もう着いたぞ。」
あ、アホ?
「琉様、瑞穂さんお降り下さいませ。」
川端さんが言うと琉は先に出て私もあくびしながら琉の後に車を出る。
「瑞穂、帰ったら仕事いっぱいだからな!俺の荷物詰めやがれ!」
「は、はい!?」
琉は車から出るなり私に言う。
「私、自分のやらなきゃ…」
「あ?俺の命令は絶対だ。逆らうとどうなるかわかってんのか?お前。」
う…このむかつく男を誰か調教できないのか…
「俺は寝てるから帰ったらさっさとやりやがれ!」
ね、寝てる!?
なんてひどい男…


