誕生日以来特に変わった事はなかったと思う。
サボりの件とかは奈美が丸くおさめて騒ぎにはならなかったらしい。
奈美には感謝。
拓君とはあれから私も琉も話してない。
たまにメールは来たけど返事はできなくて。
そんな毎日が繰り返し。
だけど
突然平凡な毎日が変わる。
それは……。
「き、聞いてないよぉ!?」
――いつもと変わらぬ毎日を繰り返し気がついたら今日は学校の終業式だった。
終業式が終わり放課後になると私は琉と教室で話してた。
「あれ?言ってなかったっけ?」
……う……
「な、なんでぇ!?」
私と琉が話してる内容は旅行について。
琉が言うにはなんと明日の早朝から二泊三日。
夏休み初日からなんて…
「まあまあ、楽しくやりましょうよ。」
「いーやーだー!」
だ、だって琉…
旅行の時はき、き、キス以上するとか言ってたし!
同じ部屋だから絶対逃げられないよね…
どうしよう!
「もうだめ。明日の早朝プライベートジェットがエアポートに着いてるから乗るぞ?あ、ばあさんも行く気満々だから!」
「そ、そんなぁ…」
「まあ楽しく楽しく!夜楽しみだしな。」
琉はにやっと笑って言う。
あー…忘れてた…
三条家はみんな強引で唐突なんだよなぁ…
「母さんには内緒なんだからな!うちは普通と違って夏休み忙しい時期とか結構あるし、明日からがベストなんで!もうキャンセルは無理。」
「えー!」
や、やだよー。
「ほら、帰るぞ!川端待たせてるし。あ、川端も明日来るからよろしく!みんな楽しみなんだから拒否権絶対なしな?」
ぜ、絶対なしー!?
なんて強引な…
「あー…もういい…」
明日ドキドキだなぁ…
「ほら、早く帰るぞ。」
琉はそう言うと私の手を引いて歩き出した。


