「片付けろ。終わったら瑞穂は俺の服畳んで風呂掃除と風呂入れて終わり。」
「えっ…風呂掃除?」
「俺が一番最初に入る。瑞穂は二番目。」
一番が琉とか…
あー…仕事まだあるよ!
でも
琉には逆らえないし!
「あ、命令これも入れようかな。」
琉はにやっと笑って言う。
この顔はむかつく…
「おい、命令だ。風呂一緒しろ。」
ぇえっ…
琉のかなり私にはきつい命令。
「は?無理無理!絶対無理!琉となんか琉となんか…」
私は琉からすぐに離れる。
琉には逆らえないけど…
拒否権がどうとかの問題じゃない!
給料がどうとかの問題じゃ…
考えただけで怖い!
私の顔は青ざめてると思う。
すると
「ばーか。マジにしちゃって!お前なんかに興味ないし。反応見たかっただけだよ。面白いな。」
う、うざい…
私本気にしたじゃん!
琉は笑ってる。
悪魔だ…
意地悪男…
ひどいよ琉!!
私をからかうとか…
意地悪なのに顔がかっこいいのがむかつく。
ハラハラドキドキ。
琉のせいで心臓やばい。
私の反応見て楽しむ琉はまさに意地悪。
なんで私にこうかな…
「琉最低。私、本気でびっくりしたんだからね。」
私は琉を見つめて言う。
「ばーか。瑞穂は純粋すぎ。俺を信じすぎると堕ちるよ?」
「ど、どこに?」
だけど琉は笑うだけ。
こんなやつがなぜモテる!
いじめて楽しんで笑って。
優しいのはたまにだけ?
琉はなんでこんななの?
しかも
いじめは私限定みたい。
あー…やっぱりお世話係だから?
だけど
さっきカレーの時は優しかったかも。
琉がわからないや。
意地悪したり少し優しさありだったり。
悪魔には変わりないんだけど。
琉は私を見て笑ってた。


