映画の予告が始まると琉は小声でこれ見たいんだ。と私に話す。
でもホラー映画の予告に私がびびる時も。
そんな時、琉は今度行こうなとにやっと笑って言った。
映画が始まると集中して私達は映画を見る。
切ない恋愛映画だからうるっと来たり。
琉は普通に見てるけど。
うぅ…共感だよー。
最後の方になって来ると私はボロ泣き。
あー…涙がやばい。
すると
「泣き虫。」
琉は笑って言って私の涙を指で拭く。
り、琉…
そして私の手をぎゅっと握った。
こういう琉もいいかも…
たまには優しいんだ。
琉は寝ないで私に付き合ってくれた。
寝ると思ったのになぁ。
「あー…かなり泣いちゃったぁ。」
映画が終わると私はハンカチで涙を拭いながら言う。
「泣きすぎだよ。瑞穂は。」
琉は笑って言う。
「だって切ないしよかったんだもん…」
「俺は全然泣けなかったなぁ。」
「琉が泣いてるの私見た事ないよ。」
長い付き合いなのに琉の涙は一度も見た事ない。
まあ琉はどちらかというとSだから。
「泣いたら男がすたるし。」
「何それ〜。」
琉が泣く姿見たいのにな。
「俺は瑞穂と違って泣き虫じゃねぇからな。」
「泣き虫じゃないよ〜」
「いや、泣き虫。」
「違う〜」
「映画より瑞穂のがよかったな。」
「は、はい?」
私が言うと琉は笑う。
「可愛いし。」
「えっ!?」
か、可愛い!?
琉がそんな事言うとは…
「瑞穂が泣いてるの俺は好きなんだ。」
「は、はい?」
「それがSなんで。」
「なっ…」
琉は本当…わけわかんない…
「で?瑞穂はどこがよかった?」
琉は私に聞く。
「相手役の俳優さん。かっこよかったよ?」
私は琉に言う。


