幼なじみはご主人様!?




そんなの…無理無理!!


「琉〜どこ行くんだよ?」


「ん〜?隣のクラスの女子に呼ばれた。」


琉は友達にそう言うと教室を出た。


じょ、女子?


「告白だな、あれは。」


男子が言う。


こ、告白か。


琉はモテるな。


私がいると知ってて告白する人もいるのかな?


「みーずほ!大丈夫だってぇ。琉君意外に一途なんでしょ?」


奈美は私に言う。


「な、奈美〜。」


「琉君モテるから不安?」


奈美は私に聞く。


「そんな事…」


「不安なら…ね?琉君に素直になった方が良いよ。瑞穂可愛くならなきゃ。」


「か、可愛く?」


可愛いくなんて…


「誕生日なんだしいっぱいラブラブしなさい。」


「は、はぁ…」


琉と私がラブラブなんてないな。


付き合ってるけどまともなカップルとは言えない。


私は琉に逆らえないし。


琉に振り回されまくり。


お世話係はお世話係。


付き合ってからかなり変わるなんてないよ。



でも


こないだの命日。


琉の気持ちを知った。


琉は私をちゃんと想ってるとわかった。


あんなんだけど本当は…。



琉は…。



〈トンッ〉



………えっ……


「瑞穂ちゃん。」


拓君に肩を叩かれた。


拓君…?


「ちょっといいかな?」


今は教室に琉はいない。


ちょっとなら。


「いいよ。何?」


「教室出よう。」


「へ?」


「話あるから…」


「でも私…」


「来て?」


拓君は真っ直ぐ私を見つめて言う。


「う、うん。」


私は拓君と教室を出た。


拓君なんだろ……


不安。


拓君は友達だった。


でも今は気まずい。


琉も私も。


微妙な関係。


ドキドキしながらも私は先に歩く拓君についていった。