「開始!」


……いよいよテスト。


1教科40分×5。


琉との勉強を生かすぞ!



だけど







「瑞穂〜どだった?」


全教科終了後奈美は私に聞く。


「数学死んだ…」


「大丈夫だよ!瑞穂頑張ったんでしょ?琉君と。」



数学はやはり苦手…。


うぅ…赤点は罰ゲーム。


最悪なのはテスト結果は明日。


明日は誕生日なのにぃ〜。


誕生日が平日とか最悪だぁ。


「瑞穂、結果楽しみだな。」


私が奈美に励まされていると琉はにやっと笑いながら私の所に来て言った。


「なっ…琉!」


「俺は確実みんな80か90点台!」


琉は笑って言う。


む、むかつくよ〜。


「彼氏なのに嫌なやつだ。」


私は琉がその場から去ると言う。


「琉君本当意地悪だねー。」


奈美は琉を見ながら言う。


「もう嫌だぁ。絶対やばいって。」


「大丈夫大丈夫。次もある。」


奈美は私の頭を撫でながら言う。


「罰ゲームは嫌だよ〜。」


「琉君すごいね。瑞穂に意地悪だなぁ。」


「ひどい彼氏じゃない?」


「いやいや今はSが良いらしいから。」


奈美は笑って言う。


「奈美も毎日一緒にいたらわかるよ色々。」


「いいじゃん。瑞穂。琉君かっこいいし瑞穂に一途でしょ?そこは彼氏として重要だよ!」


奈美は私の肩を軽く叩き言う。


「奈美〜。」


「明日は愛しの琉君と誕生日過ごせるからいいじゃん。」


「でもその前にテスト結果がね…。」


「気にしない気にしない!誕生日はさすがに琉君もねぇ…」


「琉が優しいなんて絶対ありえないよ!」


「どうだかねぇ。」


テスト結果と誕生日が同じなんて最悪だな私。


運悪い…


どうか平和で幸せな誕生日になりますように!


不安だよ〜。


誕生日は特別な日にしたいよ!!