この幸せずっと続いて下さい。



「なぁ、瑞穂。今日はいーっぱい数学勉強するからな。」


「は、はい?」


私は琉を見る。


就寝時刻は大体0時半?


「えっ!?」


「スパルタだから覚悟しやがれ。」


「え……」


琉に振り回されまくりな付き合い方だけど


幸せ…なんだよね?


「テスト終わるまでおやつ抜き。俺に命令された事と勉強だけしやがれ。」


「辛いなぁ…」


「なんだよ?一日中俺の側にいられる。それが嫌か?彼女なのに。」


「い、嫌とかじゃあ…」


「ずっと瑞穂は俺の言いなりなんだよ?」


琉はにやっと笑って私に言う。


うぅ…


もう琉は〜。



私達みたいなカップルはこの世界に他にいるんでしょうか。


やっぱり私と琉は…


飼い主と犬の関係?


まともな付き合いとは


言えないかもね。


でも


そんなご主人様入ってる琉を好きなんだ私は。



「琉、勉強さっさと終わらせていい点とるよ。そしたらご褒美くれるんだよね?」


「おう。赤点は罰ゲームありですが。」


「絶対赤点取らない!」


「どうですかね。」


「大丈夫だよ!」



テスト頑張ろう!


琉の罰ゲームは怖いしね。


ある意味。



その後私と琉は待ち合わせ場所に着くと川端さんの運転する車で帰宅。


帰ったら勉強と琉の命令三昧。


命令は何買って来いだのどこ掃除して来いなど。


勉強は間違えるとかなり琉はばかにする。


当たると頭を撫でる。


琉に毎日振り回されてるよなぁ本当に私。


でも


苦痛ではないんだ。


だって琉は私の彼氏だから許せる。


幼なじみだから


ご主人様だから許せる。


テストが始まるまで


休日でもいつでも毎日琉と勉強だった。


そして

そんな日々はあっという間に過ぎる。