「琉、猫かぶりすぎ!」
私は購買を出ると琉に言う。
「いいだろ。瑞穂の前と他のやつの前では態度違う方が特別感するし。」
「琉って外面いいよね。」
「悪いか?」
「たまには私にも優しくてもいいのにね。」
「好きなやつには意地悪したくなるんだって。」
「もういいっす。」
私は琉より先に歩く。
「瑞穂、待てよ!」
琉は私を追いかけた。
〈ガラッ〉
……あ……
教室に戻ると拓君が友達と騒いでた。
「マジかよ拓〜」
「ぎゃはは!」
「あいつ来たんだ。」
琉は私に言う。
「みたいだね。琉友達の所行かないの?」
「いい。あいつといるし。」
琉と拓君は本当に気まずいんだね。
つい私は自分のせいだといつも思ってしまう。
自分を責めたって何も変わらない事ぐらい
わかってるはずなのに…
「瑞穂?」
「ん?」
「暇だ。なんかしやがれ。」
「は、はぁ!?私に何しろと?」
「俺が満足する事だ!」
「わかんない。なんかのモノマネとか?」
「お、やってみろよ?」
「嫌だよ〜家でいいじゃん。」
「ノリ悪い女!」
「はぁ?」
「仕方ねぇな。勉強するぞ!」
「帰ってもするのに!」
「留年したくないだろ?瑞穂だけ一年のままは嫌。」
「あはは…」
成績危険だもんなぁ。
私は自分の席に座る。
琉は私の前の席に私の方を向いて座った。
「何からやる?やっぱり数学からだな。」
「えっ…」
「テキスト出せ。」
「はい…」
私はかばんから数学のテキストを取り出し琉に渡す。
「ここだよな。問題は。」
琉は受け取るとテキストをパラパラめくりながらぶつぶつ言う。
そんな私達を気がついたら女子達が冷たい視線で見てた。


