「瑞穂、おはよう!」


―――翌朝。


寝不足気味な私に琉は起きると言った。


「み、見ないでよ!」


顔やばいかも…


寝不足だし…。


「なんで?」


「いいから!」


あー…寝不足とか最悪!


「目赤いし…顔色が…。寝れなかったんだ?」


琉はにやっと笑って私に聞く。


「うっ…」


「俺は爆睡してたのに。瑞穂は全く。」


「琉のばか。ドキドキして寝れないの!」


「へぇ…」


琉はにやにや笑ってる。


「あー…もう!顔洗ってくる!」



私は走って琉の部屋を出た。



琉のばか〜!



うぅ…。



だけど



抱きしめてきた琉の温もりへのドキドキはまだ止まらない。


琉のあほ…。


付き合ってからさらに心臓はやばくなる。



でも



それが恋なのかな?





「行ってらっしゃいませ。」


毎日が


ハラハラドキドキだ。


琉と私は全ての用意が終わると学校へ。



いつもと変わらない。


いや


起きた時だけはいつもと違った。


琉が隣に…。



思い出すだけでドキドキなんだ。



琉はドキドキしたりするのかな?


時々


琉が何考えてるか無性に気になる時がある。


私ばっかりドキドキするのは嫌だな。


琉の気持ちが知りたい。









「おはよ!」



学校に着きクラスに行くと琉は友達の所へ。



……あれ?



いつも早く来る拓君はお休み。


体調悪いのかな?



……っていけないいけない!



今は


琉の事だけを私は…。




「瑞穂〜おはよう〜」



色々考えてるうちに奈美が私に抱きついてきた。


「わ!奈美ぃ…おはよう。」


「聞いて聞いて!」


「は、はい?」


奈美は朝から明るいなぁ。