「な、何さ?」
心臓はまたドキドキ言ってる。
「別に。」
「は、はぁ?」
琉、どうしたの?
琉のシャンプーの匂いがする。
「琉…?」
琉は私を離さない。
な、何なの…?
「瑞穂の髪ってやっぱ触り心地良いな。」
琉は私の髪に触れながら言う。
「り、琉…」
「また顔赤い?」
琉はくすくす笑いながら言う。
琉は
私をドキドキさせるのが
得意…。
「なっ…」
「戸惑う姿見るといじめたくなるし。」
「り、琉〜」
琉は
何を考えてるの?
琉は私の髪にキスをする。
――ドキッ。
「琉、私…お、お風呂行かなきゃ。」
「ちぇっ。いいとこで。」
「は、はい?」
私が言うと琉は私から離れる。
「でも俺からは逃げられないし瑞穂は。」
琉はにやっと笑って言う。
「い、行くね!」
私は着替えを持つと慌てて琉の部屋を出る。
〈バタン〉
本当に
今日はドキドキだよ。
なんで
私が琉の部屋に?
嫌だな。
自分の部屋のが安全かも。
琉は何するかわからないし。
頭には悪魔な笑みを浮かべた琉。
うっ…ドキドキだ…。
〈ガラッ〉
「はぁ…」
風呂場に行っても琉の事。
私
おかしいな。
でも
それが恋なのかな?
あー…心臓もたないよ!
〈チャプン〉
「あー…」
でも
誕生日を琉が忘れてなかった。
過ごせるのかぁ。
琉と…。
なんか嬉しい。
表情はつい緩む。
やっぱり
あんなんだけど琉が私は好きだから。
ドキドキも切なさもみんなみんな琉がくれたもの。


