「瑞穂!ここ違う!」
「えっ?」
「バカか。計算違ってる。」
「あ……」
「だからここはな…」
琉は私が間違えるときつい。
琉は意地悪だから。
「お前ここもここも違う。バカだな。」
「うっ……」
「単純なミスしすぎなんだよお前は。」
琉は本当に
優しくない!
悔しい…。
頑張らないと。
私は髪をゴムで一つに縛りやる気モードに。
あ、ここわかった!
私はスラスラと問題を解いていく。
あ、ここは大丈夫かも…
「できた!」
私は終わると琉に見せる。
「お。」
琉は答え合わせをする。
―――ドキドキ。
「正解!」
琉は答え合わせをすると笑って言う。
「やったぁ。」
私は笑う。
すると
――チュッ。
……ふ、ふぇ?
私は琉を見る。
琉は突然私の頬にキスしてきたんだ。
「なっ…」
私はキスされた頬を手で押さえながら琉を見る。
「ご褒美。」
琉は笑って言うとテキストを見た。
やば…。
びっくりしたぁ。
琉…。
ドキドキだよ。
だけど
「川上瑞穂!」
「は、はい!」
「ここ間違えてるよ。バーカ女。」
またいつもの悪い琉に。
うぅ…優しくして〜。
「バカじゃないもん。」
「そうか?あ、ここも間違えてるし。簡単だぞ?」
「琉〜」
「ここ白紙。ちゃんと考えてるか?本当だめ女。」
「り、琉のバカ!」
「瑞穂だろ?バカは。なんだよ10問中3問正解って。」
「3問正解しただけいいじゃん!」
「だめだめ。甘いな。」
「琉〜」
やっぱり琉は
意地悪でした。


