「瑞穂、ハンバーグは絶対入れろ。」
スーパーに着くと明日の琉の弁当の材料の買い物を始める私達。
琉は色々注文してくる。
「琉、本当にハンバーグ好きだね。子供みたい。」
「悪いかよ?」
「ううん。」
「あ、あと卵焼き食いたい。」
「わかった。あ、あとでお料理の本買わないと!」
「無理無理。瑞穂には。」
「絶対美味しいって言わせるもん。」
「あはは。頑張れよ。」
琉は私の肩を叩きながら言う。
「琉本当味うるさいよね。」
「毒入れんなよ?」
「入れないよ!」
「医者学校に連れてかなきゃな。」
「ひどいよ!作る気なくしちゃうよ〜」
琉のばか〜
「うそうそ。楽しみにしてるから。俺のために美味いの作ってよ瑞穂?」
琉は笑って言う。
うっ…
「う、うん。頑張るね。」
こないだみたいな失敗はしたくないなぁ…
「瑞穂、デザートは何?」
「えっとね…」
バナナがいいかな?
パイナップル?
琉には何が…
「なかったら瑞穂でも…」
「琉!」
私は琉をぎろっと睨む。
「怖っ!」
琉は笑いながら私を見る。
「パイナップルにするからいい。」
私はパイナップルを買い物かごに入れて言う。
「そうか。パイナップルは瑞穂の料理がまずかった時の助けになるな。」
「まずくならないから!」
「本当かよ?」
あー…美味しいの作れますように!
「瑞穂、材料買ったら後は金魚のエサと本買いに行くだけ?」
「うん。後は琉の自由に。」
「そうか。瑞穂今日は大変だな。俺に振り回されまくるよ?」
「え…」
「俺と今日はいっぱいいなきゃいけない。」
「や、やだなぁ…」
「なんで?俺がすごく好きなくせに。」
「はぁ?」


