「似てんじゃん。なんか。」
「に、似てない!」
「表情似てるかも。」
「ひど!」
「で、俺が飼い主。」
「それが納得いかないよ!琉はライオン。」
「お、いいな!かっけぇ。」
「琉は強いからね。」
「あ、あと瑞穂は小動物っぽいかな?」
「は、はい?」
「臆病なとこが。」
「私、だめじゃん。」
「そこがモテるんだろうな。守ってあげたくなる女の子的な。」
「モテるの?本当に。この私だよ!?想われるのは琉だけでいい…。」
……って私何言ってんだろ。
「他の男には絶対触れさせないし。拓が奪った唇もみんなみんな今は俺だけの。」
琉は笑って言った。
「り、琉…」
「瑞穂はずっと俺のもの。」
「うん…。」
琉と無事付き合えた。
嬉しいの。
琉と私はずっと一緒にいられる?
一緒にいたい。
幼稚園からずっと琉と一緒だった。
むかつく嫌なやつだったのに琉は特別だった。
私の中で。
強引に私を暗闇から連れ出して救ってくれた。
そんな琉がずっとずっと…。
「瑞穂、眠いのかよ?」
「うん…」
私は瞼をこする。
昨日疲れたからね。
「寝てろ。予鈴なったら起こすから。」
「あ、ありがとう…」
琉は私を抱き寄せた。
なんか落ち着く。
優しい琉もいいな。
でも本当は
意地悪な琉も嫌いじゃないけど。
初めてのサボり。
たまにはこういうのもいいのかな。
琉の香水の匂いがする。
癒される。
落ち着くんだ…。
私は眠った。
琉の彼女って悪くないかも。
むかつくけど
私は
琉が本当に好きなんだ。
やっぱり琉と離れたいなんて嘘。
本当は離れられなかった。
これからは素直になろう。


