「わかんねぇな。」
「こういう事するために琉と付き合ってるんじゃないもん。私は普通のお付き合いがいいの。」
「普通?」
琉は私を見る。
「だから〜」
琉は普通じゃない考え方だからな。
「普通の付き合い方ってなんだよ。」
琉は私に言う。
「だ、だからいきなりはなし。それに自分の気持ちばっか相手に押し付けちゃだめ。」
「なんだよそれ。」
「琉は我慢嫌いかもだけど私はまだ不安なの。だから…。」
「なんで不安なんだよ?」
「付き合うの初めてだし。は、恥ずかしいもん…。」
「ガキだな。」
「なっ…琉のばか!」
自分一番なんだから本当に。
だけど
「わかったわかった。そんなに嫌がるならやらないでやってもいいよ。」
「ありがとう…」
ほっ…なんとかわかったみたい。
だけど
「瑞穂から言ってよ?俺にめちゃくちゃにされたいとか。」
琉は私の頬に触れながら言う。
――ドキッ。
「なっ…い、言えるわけないじゃん!ばか!」
「じゃあ俺が言うよ。堪えられなかったら。」
「えっ!?」
「瑞穂を俺だけのものにしたいとか瑞穂をめちゃくちゃにしたいとか。」
「や、やだなぁ…」
「なるべく我慢してやっから。堪えられなかったらそれはそれで仕方ないとして…」
「堪えてよぅ…」
うぅ…不安だこの先。
琉の彼女はハラハラドキドキ。
「瑞穂がいけないんだよ。さっきだって。お前可愛いと俺危険。」
「は!?私?私は普通だし!」
「わかってないんだよバカだから。」
「なっ…」
自分で可愛い顔今したとか思わないし普通。
琉ならありえるかもだけど。
ナル入ってるし。
「でも瑞穂にはわからないか。11年も片思いする男の気持ちがよ。」
「えっ?」
「今は気持ち止められなくなってるから。今まで瑞穂をずっと見てて何もできなかったから。」
「り、琉…。」


