幼なじみはご主人様!?










「川端行ってきます!」



学校に着いた。


学校だぁ…。


私は川端さんに挨拶すると琉と車から降りた。



すると


――ギュッ。



………えっ…?


私は琉を見る。


琉は私の手を握ったんだ。


「付き合ってんだから手握って当然だ。」


――ドキッ。


「だ、だよね…。」


手握るくらいでドキッとする私って…。



「行こうぜ?俺らは付き合ってるカップル。これがその証拠。」


琉は恋人繋ぎをした。


「う、うん。」


琉と付き合ってる。


こうしてるとちゃんと自覚する。


琉は色々な学年から有名で人気。


私達が学校に入るとみんなが見てきた。


でも


琉が恋人繋ぎをしてくれた事が私は嬉しかった。


「教室入るのドキドキだなぁ…」


「俺がいる。付き合ってるなら堂々とすんだよ。」


琉は笑って不安がる私に言う。


堂々と…ねぇ。


「行くぞ。」


「は、はい…」







一年の廊下では私達を見てみんなひそひそ。


でも


琉の手が私を安心させてくれたような気がしたんだ。




大丈夫だよ…って。


付き合うってみんな最初はドキドキするのかなぁ?







〈ガラッ〉


「おはよう!」


教室に入る。


琉と私はいつものように明るく挨拶。


でも女子と男子の琉への挨拶も友達の私への挨拶もない。


みんな私達を見てる。


女子はひそひそ話したり、ただ冷たい視線で見たり。


男子はびっくりしてるみたいだ。


でも


拓君だけは一瞬私達を見ると無視した。


なんか空気やば。


友達の中には琉を好きな子いるし。


複雑だ…。


すると


「瑞穂、琉君!おはよ!」


奈美だけは普通にしてくれた。


「奈美おはよう。」


よかった…奈美だけは普通で。


奈美は朝からにこにこしてた。