――翌朝。
『起きやがれ!!』
トランシーバーで起こされるのはいつもと変わらない朝の様子。
彼女になったからって琉が私に優しくするはずがない。
私は起きると洗面所に行く。
あー…眠いよ。
お祭りで疲れたから本当は休みたいけどさ。
琉は学校行く気満々だし。
眠いよ〜〜
〈ガチャ〉
洗面所に私は入る。
すると
………あ!
「おはよ。」
笑顔で琉が待っていた。
な、なんでぇ!?
「み、見ないでよ〜寝起き姿やばいんだから!」
私は琉に言う。
「なんで?彼氏だから見て当然だろ?」
琉はもう制服に着替えていて準備万端なようだ。
「もう何それ〜」
私はそう言うと顔を洗い始める。
琉に寝起きのやばい姿見られたくなかったな…
私はいつものように洗顔、肌の手入れ、メイク、寝癖直しの順で身嗜みを整える。
「よし。」
全てが終わると私は琉を見る。
「琉、何しに来たの?」
「あ?瑞穂のマヌケ面見に来ただけだよ。」
「人の寝起きをマヌケ面ってねぇ…」
もう…琉は〜
すると
「昨日は寝れた?」
琉はにやっと笑って私に聞く。
「なっ…」
「今日、なんか可愛いな?俺のため…?」
琉は私の頬に触れながら言う。
「り、琉のためじゃ…」
「顔赤いよ?チーク?」
「なっ…」
「朝飯食べようぜ?」
琉は笑って言うと先に洗面所を出た。
なんか
機嫌良い…?
琉が機嫌良いと怖いなぁ。
私は琉の後について行き食堂へ向かった。
「お、美味い!」
普段文句ばかりな琉が朝食を食べて言った。
琉、どうしたのかな?
あんま
嫌なやつじゃなくなってるし。
何があったのかな?


