「今日は勘弁してやるよ。でも次二人きりになったら逃がさないかも。」
琉はにやっと笑って私の髪に触れながら言う。
――ドキッ…
「り、琉…」
「おやすみ。」
――チュッ
琉は私のおでこにキスをした。
「わわわっ…」
「動揺しすぎ。そんなんだとやばいよ?うぶな瑞穂さん。」
「うぶ言わないでよぉ…」
そういう琉はやっぱり経験とかあるのかって感じ。
私に隠れてあるのかな?
なんか慣れてる気が…
キスとか上手いし。
「おやすみ。」
琉はまた私に笑って言った。
「お、おやすみ。」
私が言うと琉は私の部屋を出た。
〈バタン〉
や、やばい…
心臓まだドキドキしてる!
この心臓のドキドキも意識もみんなみんな琉のせい。
顔が熱い。
琉が本当はすごく好き…
私は布団に入る。
まだ消えない意識とドキドキ。
琉とのキスが頭に浮かんで…。
「ひゃああ…」
私はうさぎのぬいぐるみを抱きしめる。
因みに琉にもらったうさぎのぬいぐるみ。
どうしよ…私。
琉に夢中になったらおしまいだよぉ。
でも
今危険路線。
琉と本当に付き合っちゃったんだ…。
ドキドキして…やばい。
早く寝なきゃ。
だけど
明日からきっと毎日がドキドキ。
琉とどうなるのかな…私。
ずっと一緒にいたい。
琉が私を見てくれる。
なんか嬉しかった。
あんなんだけど私…
琉と付き合う。
ずっと一緒にいたいの。
本当は
私も幼稚園から琉が大好きだったのかもしれない。
むかつくけどなぜか気になってた。
ずっと一緒でなかなか気付かなかったのかもしれない。
自分の気持ちに。
今日の出来事が頭に浮かんで浮かんですぐに私は寝れなかった。
ただ…琉を想ってた。


