やば。
毎日がドキドキになっちゃうよぉ。
「毎日ドキドキさせてやる。」
琉は笑って私に言う。
――ドキッ。
「り、琉…」
「お前は俺の事だけ考えてればいいんだよ。」
琉は私を真っ直ぐ見つめて言った。
――ドキンドキンドキン…
心臓がまたやばいよぉ。
「そんな顔で見るなよ?離せなくなるし。」
「琉はずるいよ。私ばっかりドキドキしてる。」
「へぇ。ドキドキしてるんだ。」
琉は意地悪な笑みを浮かべて私に言う。
「琉のバカ。」
「バカ?それは瑞穂だろ?」
「なっ…」
「じゃあ、俺は風呂入って来ますかね。」
琉は私を無視してそう言うと立ち上がった。
「い、いってら。」
私は琉に言う。
だけど
「一緒する?」
琉は耳元で私に囁いてきた。
わわっ…
私はすぐに琉から離れる。
「あはは。反応おもしれぇ。」
「琉、怒るよ?」
「瑞穂に怒られても怖くねぇよ。」
り、琉は〜
「もういい。私、部屋いるから。上がったらトランシーバーで連絡して。」
「あ、おい…待てよ瑞穂。」
琉は部屋を出ようとした私を呼び止める。
「何?」
私は琉を見る。
「二人で写真撮ってない。」
「あ…」
「浴衣カップルがテーマだぞ?」
「まんまじゃん。」
「うるせぇ。」
「撮ろう?」
私が言うと琉は笑う。
意地悪でたまにむかつく琉だけど。
琉には逆らえないどうしようもない私だけど。
もう付き合ってるカップル同士なのかぁ。
普通のカップルはこんなんじゃないかもだけど。
「瑞穂、こっち来い。」
――グイッ
琉は私を自分の方に引き寄せた。
「はい、チーズ。」
〈パシャ〉
琉は携帯のカメラを自分達の方に向けるとそう言って撮った。
「はい、チーズって!」
私は笑う。


