「琉、ひどいよ。私をからかってるの?」
私は琉を見る。
やきもち妬いたのに…
「俺は好きじゃない女に遊びでキスするやな男じゃねぇ。」
……えっ……
「俺だけの女になれよ。」
――ドキン…
り、琉?
琉は真っ直ぐ私を見つめる。
だ、だって…
「私の事、幼なじみとお世話係にしか思ってないって拓君に…」
「聞いてたのか?こないだの俺らの話。」
「うん。だから…私…。」
「意地張ってただけだよ。」
「えっ……」
「瑞穂が好きだなんて言いたくなかった。」
「は、はぁ?」
「拓には言えなかった。」
「琉…?」
私は琉を見る。
「俺だけの女になれ。」
琉は私を見つめて言う。
「琉…」
「言っとくが、美佳ちゃんの事だって…お前にやきもち妬かせたくてやった。」
「えっ!?」
本当に妬いたんですけど…
「演技疲れたよ。」
「演技ってひどいよ。私、本当に…」
妬いちゃったじゃん…。
「瑞穂がここまで鈍感とはな。」
「琉わかりづらいよ。」
「意地悪するのはお前だけなんだよ?そこに特別感を感じないわけ?」
「えっ…」
「瑞穂が可愛いから意地悪するの。」
「り、琉…」
琉が私を見てた…なんて。
心臓がやばい。
「瑞穂の気持ち聞かせてよ?」
琉は耳元で囁く。
――ドキッ…
「……琉…好き。なんか悔しいけど、本当に…好き。」
私は琉を見つめて言う。
多分私の今の顔赤いよぅ…
でも
ちゃんと伝えられたら嬉しいんだ。
すると
――グイッ…
「やば。心臓。」
琉は私を抱きしめた。
私の心臓もやばいよぉ…。
「瑞穂、やばいんだけど?今日、可愛い。」
「言うの…遅いよぉ…」
私はぎゅっと琉に抱きつく。
……好き……。


